プログラミングやPC作業の集中力が続かない。仕事も捗らず残業続き。どうしたら何時間も集中することができるのだろう?
こんな悩みをに答えていきたいと思います。
実はエンジニアである私も集中力が続かずに悩んだ過去があります。しかし、本記事で紹介する方法を取り入れたら、確実に最大5時間の集中力維持が出来るようになりました。
これまで多くの研究機関が集中力を高めるための方法を研究したことで、集中力を高めるための方法論が明らかになってきました。
私が高い集中力を維持できるのは、集中力を高めるための方法論を横断的に調査し、プログラミングなどのPC作業を最大化する方法を具体化したからです。
この記事では、多くの研究結果から導かれた集中力を高める方法を整理し、特にプログラミングやPC作業の集中力を最大化する具体的な方法をまとめます。
この記事を読むと、「残業0」、「学習効率の最大化」、「成果の向上」などが図れます。
最初に集中力を最大化するポイントを述べます。
確実に集中力を維持するポイント(6つ)
- プライベートの問題を最優先に解決する
- PC作業環境は徹底した無駄の排除を図る
- 優先順位の決め方を知る
- 集中する時間と休憩する時間にメリハリをつける
- 危機感の演出を作り出す
- 集中力と高めるための”香り”を取り入れる
順を追って具体的な内容をまとめていきます。
なぜ集中力を上げる必要があるのか
人間は集中状態になると、多くの仕事をこなせるようになります。
その結果、早く仕事を終えられるため、趣味や家族との時間を多く確保できますし、ストレスを小さくすることができます。
当然ながら、集中力を最大化させて作り上げられた成果物は、集中力を欠いた状態で作られた成果物よりも、質が高いです。
質の高い成果物が作れた時、大きな達成感を得られることでしょう。
集中状態になると、人の脳内にはドーパミンやアドレナリンと言う「脳内麻薬物質」が分泌されます。この脳内麻薬物質が集中力を高め、いかなる作業も”楽しい”と感じさせる効果をもたらします。
つまり、集中力をあげることは、単純に仕事を早く片付けるという効果だけでなく、作業を楽しいと思わせてくれる効果があるということです。
集中力を高めれば、脳内麻薬物質が分泌されて仕事が楽しくなるし、早く質の高い成果を出すことができるんだ。
多くのプログラマやPC作業者が集中力の維持に悩んでいる
Quoraには、集中力の維持に悩まれているプログラマで溢れています。
私は普段だと集中力は15分くらいしか持ちません。調子がいいときでも30分くらいです。昔はもうちょっと続いた気がしますが、それでも1時間はなかったと思います。
https://qr.ae/pGcvqt
続きません!プログラミング以外のことでも同様ですね。私は集中モードに入るまでに時間がかかるし、持続しないタイプです。まあでもそんなもんだと思っています。有名なプログラマも言っているんだから間違いない。
https://qr.ae/pGcvzy
8時間デスクに向かって仕事するというのはできますが、本気で集中するのは30分が限界ですね。しかも午前中。
https://qr.ae/pGcv65
多くの人が集中力の維持に課題を抱えていることがわかります。
「なんだ、集中力を維持できないのが普通なのか」と思われるかもしれませんが、裏を返せば、「確実に集中力を維持することができれば確実に他を圧倒できる」ということです。
確実に集中力を維持する方法を理解できれば、上位数%レベルの成果が出せます。
集中できない原因(3つ)を知る
人間が集中できない原因は、以下3つに集約されます。
- 他のことへの関心が上回っている
- 疲労の蓄積
- 危機感が無い
この3つを深堀りしていきます。
1. 他のことへの関心が上回っている
集中できない原因の1つに、「取り組むべき作業以外への関心が高くなってしまう」があります。
例えば、(不謹慎ですが)「毎日連絡先不明の迷惑電話が掛かってくる」という状態に置かれていると、いかなる作業や仕事よりも「迷惑電話」という心配事が上回ってしまい集中力を維持することができません。
また作業スペースに漫画やゲーム等がおかれていれば、目移りしてししまい、集中力が途切れる可能性が高くなります。
他にも、複数の仕事を抱えていると、特定の仕事や作業をしながらも「あの仕事はどうすればよいだろうか。」と気になり作業に没頭することができなくなります。
2. 疲労の蓄積
「集中する」という行為は、体力を必要とします。
そのため、長時間の作業による疲労の蓄積は、集中力を欠く大きな要因となります。
3. 危機感がない
例えば、夏休みの宿題が与えられた時、多くの人は夏休みが終わる直前にまとめて片付ける、というケースはよく見かけます。
人は、時間的に余裕があると、集中することの必要性を感じないため、集中しません。
【本題】集中力を高めるための課題と具体的な取り組み
ここまでで集中できない3つの原因を知ることができました。得られた3つの原因を踏まえた課題は以下の通りです。
- プライベートな問題を解決する(最優先)
- 作業する環境に余計なものを設置しない
- 優先順位の決め方を知る
- 集中する時間と休憩する時間のメリハリをつける
- 危機感を作り出す
一つずつまとめていきます。
プライベートな問題を解決する(最優先)
プライベートに仕事以上の問題を抱えている場合は、最優先で解決するように務めましょう。
そのためには職場の理解は必須です。
上司や仲間に相談しましょう。
私生活に問題を抱えている限り集中力を高めるのは難しいです。
まずは、私生活の問題解決を図ろう!
作業する環境に余計なものを設置しない
仕事をする際、余計な「モノ」、「情報」、「音」が視界に入らないように環境を整えましょう。
余計な「モノ」対策
特に気をつけるのは「スマホ」です。
集中したい場合は、デスクの引き出しなど視界に入らない範囲にしまいましょう。
その他「漫画」や「ゲーム」といった嗜好品も極力視界に入らない範囲においておくほうが良いです。
そして意外と大事なのが「配線」です。
PC作業を伴うデスクは、どうしても配線がデスクの上に散らばりがちです。
配線類を収納できる箱や配線不要なBluetooth製品を積極的に導入するのが望ましいと思います。
特に導入すると良いのが、「モニターアーム」です。
以下の記事にて、「モニターアーム」を活用したデスクづくりについてまとめていますので、合わせて参照ください。
Bluetoothのマウスについては以下の記事が参考になるかと思います。
余計な「情報」対策
作業に取り組む上で不必要なドキュメントや文字列も目移りする対象となり、集中力を欠かす要因になります。
例えば、モニターのメーカロゴ。
こういったモニターのメーカーロゴも余計な文字列情報になります。
細かいですが、こういった文字列情報も集中力を高める上では隠すべきです。(ASUSさん、すみません。。。)
隠し方は様々ですが、このようなケースでは「マスキングテープ」を使用すると良いでしょう。
こういった細かい事が意外と大事です。
モニターの話の流れになりますが、モニターは基本的には1枚が良いです。
デュアルディスプレイのほうが仕事効率が上がるという話もありますが、ディスプレイ1枚で完結する仕事であれば1枚だけにしましょう。
デュアルディスプレイにすると必然的に視界に入る情報量は多くなります。その分、余計な情報が視界に入る確率が高くなるため、集中力という観点では、シングルモニターが望ましいです。
モニターは、31.5インチの4Kモニターかウルトラワイドモニターであれば十分です。
31.5インチの4Kモニターについては、以下の記事が参考になると思います。
余計な「音」対策
自分の意図しない騒音も集中力を下げる要因になります。
外の音をシャットアウトするためのヘッドフォンと歌詞の無い音楽で対策しましょう。
音楽は、「クラシック」または「Sound cloud」が提供する音楽が良いでしょう。
「Youtube」は作業用BGMを探す際に余計な動画が目移りするため、あまりオススメしません。
優先順位の決め方を知る
作業に集中する際は、他のタスクを気にせずに打ち込める状態でなければいけません。
そのために大事なのは、「仕事の優先順位のつけ方」です。
あくまで一般論ですが、優先順位は「緊急度」と「重要度」の2軸で振り分けましょう。
優先順位のつけ方
- 緊急かつ重要な仕事:最優先
- 緊急ではないが重要な仕事:2番目
- 緊急だが重要ではない仕事:誰かに依頼する
- 緊急でもなければ重要でも無い仕事:やらない
優先度のつけ方で論争になるのが「緊急ではないが重要な仕事」と「緊急だが重要ではない仕事」、どちらが優先なのかです。
基本的には「緊急ではないが重要な仕事」にリソースを割くのが基本です。例えば、長期的な計画づくり、戦略立案、人財育成といった仕事です。
そして「緊急だが重要ではない仕事」としては、(ものにもよりますが)事務処理系の仕事です。こういった類の業務は、なるべく外部の力に頼りましょう。
本考え方はあくまで一例ですが、ポイントは「自分はこの業務に全力を注ぐべきである」という状態にすることが大事です。
また企業づとめのサラリーマンの方であれば、自分の業務の優先順位を周りに理解してもらうことも大切です。チームで働く上で、自ら考える優先度と周りが考える優先度にズレが生じていたら本末転倒なので、気をつけましょう。
集中する時間と休憩する時間のメリハリをつける
集中する時間と休憩する時間のメリハリは「タイマー」を使うと良いでしょう。
具体的には、ポモドーロ法と呼ばれる「25分集中して5分休憩」を繰り返すのが良いでしょう。
タイマーでオススメなのが「mineetimer3」です。
mineetimer3がなぜおすすめなのかというと、「残時間が完全にビジュアル化」されているからです。
集中力を欠く要因である文字情報が一切ないのです。
これまでのタイマーは、数字や文字が刻印されており余計な情報が含まれていました。これは余計な文字情報であり集中力を低下させる要因となってしまいます。
それに対してmineetimer3は、余計な文字情報がなく、残り時間がどの程度なのかを完全にビジュアル化されてます。
このmineetimer3を用いて集中する時間と休憩する時間のメリハリをつけましょう。
mineetimer3の詳細な使い方や他のタイマーについて知りたい方は、以下の記事も参照ください。
>> 【厳選】勉強用おすすめタイマー比較【NG:デジタル・アナログ時計】
危機感を作り出す
危機感の演出についても先ほど紹介した「mineetimer3」が役立ちます。
mineetimer3で「時間的締切の危機感」を演出しましょう。
”絶対に時間内に終わらせなければならない”という気持ちでmineetimer3のメーターと戦いながら仕事に向き合いましょう。
【番外編】ミントの香りを導入する
愛知教育大学の研究によると、ミントの香りがする条件下のほうが、無香環境下よりも集中力課題にいい結果をもたらすことが明らかとなりました。
ミントの香りが、スッキリとした気持ちにさせ、脳を活性化させるのかもしれません。
まとめ:プログラミングやPC作業の集中力を最大化する6つの方法を紹介しました
改めて6つの方法をまとめます。
集中力を最大化する6つの取組み
- プライベートな問題は最優先に解決する
- プログラミングやPC作業するデスクから配線、余計な文字列やモノを排除する
- 優先順位は「緊急度」と「重要度」の2軸で判断。他の仕事に関する雑念を排除する
- 集中する時間と休憩する時間のメリハリは「mineetimer3」でポモドーロ法を導入する
- 危機感の演出は「mineetimer3」で締め切りに追われる危機感を演出する
本記事では触れませんでしたが、睡眠時間は最低でも7時間は確保しましょう。
人間は一晩だけでも徹夜するだけで、大幅に集中力が低下します。そして6時間以下の睡眠は徹夜と変わらないことがペンシルベニア大学の研究で明らかになっています。必ず7時間の睡眠を確保しましょうね。
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